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便秘のページ
  〜便秘談義をしましょう!〜

小児の便秘に関する5つの要因

まず小児の便秘は病気です。また治療期間はおよそ病悩期間(病気を発症してから治療が開始されるまでの期間)の分だけかかると言われていますので、いち早く適切な治療を受けるようにしましょう。

#1先天性:ヒルシュスプルング病や低位鎖肛など、便秘を主訴とする病態の中には手術を必要とする病気が隠れていることがあります。→ 治療は手術です

#2腸管拡張:宿便を放置すると、腸がどんどん拡張して、便を押し出す力が弱くなります。→ 治療は便を出すことで、必要に応じて下剤や浣腸も使用します

#3蠕動運動低下:小腸、大腸とも全体的に腸蠕動が低下している場合。→ 治療は乳酸菌やオリゴ糖を取ること、薬では漢方薬などを処方します

#4排便習慣:排便習慣が確立せずに便秘となっている場合(トイレに座れないなど)→ 肛門痛などが原因の場合は診察の上、軟膏などを処方することもあります

#5こころの問題:ストレス性の便秘

レントゲン撮影について
当院では便秘症の状態をレントゲンで確認することが多いです。
レントゲンには被爆という問題がありますが、便秘に関しては便の貯留状態、腸の拡張具合など、1枚の撮影により得られる情報量は多いです。月1回の腹部レントゲンは飛行機旅行よりも少ないとされ、さほど被ばく量が多いわけではないので、ご安心してください。
レントゲン被爆で大事なことは、1日に何枚も撮らないこと、次の撮影まで時間を空けること、診断目的を定めた撮影が重要です。
皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。
レントゲン被爆2.jpg
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