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ハンドベルの醍醐味

  • 執筆者の写真: Shinichi Shimadera
    Shinichi Shimadera
  • 2021年12月10日
  • 読了時間: 2分

息子のハンドベルの発表会があった。それまで家でシャドウイングだけで練習していたのだが、実際にその演奏を耳にするとその醍醐味に驚かされた。

まず音だが、ご存知のようにハンドベルは振ることでベルの中の玉が当たって音が鳴る。その振り方はシンプルに手を振って一回カン!と鳴らしてもよいのだが、バイブレーションのように手を振ると複数回鳴ってその音色はさらに深くなる。

次に和音だが、主旋律だけでなくパートを分けることで和音を奏でるとさらに音色が深くなる。

さて、理屈はさておき、息子のパートを一部紹介しよう。いつもシシドシミ🎵と歌いながら練習していた。息子のベルはシとミ、ということは出番は〇〇✖️〇〇になるはずが、実際の演技では〇〇〇〇〇と全てにベルを振っていた。実はこの小節はシシドシミとソソミレドの和音であった。重ねて書くと、

シシドシミ

ソソミレド

息子のパートはシとミ、ということは、〇〇✖️〇〇が主旋律、✖️✖️◯✖️✖️が副旋律となる。合わせると〇〇〇〇〇(右右左右左)になり、フルでベルを振る見せ場となり、決まれば全体が綺麗な和音を奏でる。三つ目のミは主旋律のためではなく、副旋律のための振りとなる。そのことを発見した時は感動した。

ハンドベルとは主旋律と副旋律に分けているのではなく、全てを合算して、右手と左手かける人数で割る。そしてそれを教え込み、人前で披露させる。幼稚園の先生は凄いと思った。

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