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しまでら体育会系クリニック

  • 執筆者の写真: Shinichi Shimadera
    Shinichi Shimadera
  • 1月5日
  • 読了時間: 2分

更新日:1月6日

明けましておめでとう御座います。

 開業してもうすぐ3年、おかげ様で日々多くの患者さんに来て頂けるクリニックになりました。

ドライブスルーでの診察、処方薬受け取りもすっかり馴染んできて、スムーズに診察が進むようになりました。それはスタッフのみならず、患者さんのご協力もあっての賜物です。本当にありがとうございます。

 発熱外来では受付、駐車場待機、電話問診、車の移動、診察室前で下車、診察室に入り、診察、鼻の検査や採血検査、レントゲン検査を受けて、再度乗車、奥のカーポートへ移動、待機、電話で結果報告、お会計、薬局に移動、という流れになっています。一見複雑そうに思えますが、これも皆様の慣れのおかげで、本当にスムーズに回っております。

 診察となると、下車して前室待機、診察室に入って、椅子に座って、聴診、喉をみる、耳をみる、場合によりお腹をみて、診断、薬の話、検査の話と進み、検査室で検査して、外へ出る。これをいつも同じようにやっていると、自然と動きはスリムになり、介助の立ち位置、検査の綿棒を渡す手、もらう位置までが決まってきて、さながらバスケットボールのパス回しのようで、いわゆるゾーンに入ると、30分で10-15人は流れていきます。もうこれはスポーツの域です。

 予約優先と謳いつつも、その間に隙間を狙って直接来院の方を割り込みで入れていく。全体を見渡す看護師が司令塔となって、次は赤診察、ここで青診察とスタッフを誘導しているのですが、診察順については日々反省の連続です。

 せっかく予約システムがあるのだから予約のみ診ればいいという考えもあるでしょうが、それでは急な発熱、急な怪我などは診ることができません。当院は関市唯一の小児外科クリニックで、子供の縫合ができます。それを頼ってきて下さった方をまた遠くへ紹介するのは忍びない。

 しかしながら、ただ単に沢山の患者さんをみればいいってものでもありません。小児科には1割の法則があり。来院者の1割に中等症以上の事例が隠れていると言われます。予約、予約外に関わらず、その1割を見逃さないように、経験値と勘で診療をしています。おやっと思う症例には採血、エコー、レントゲン等の検査をする為、診療が一旦止まります。止まると待ち患者さんがみるみる増えていきますが、そんな時は院長が気に留めた一人の患者さんに時間を費やし、病院へ送るかどうかを検討しているとご理解頂き、温かい目で見守っていてください。

今年も宜しくお願いします。


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