top of page

インカムでつなぐコミュニケーション

  • 執筆者の写真: Shinichi Shimadera
    Shinichi Shimadera
  • 2022年3月9日
  • 読了時間: 2分

しまでらメディカルクリニックではインカムを取り入れています。ドラマ「東京MER」で使っていたアレです。ご存知ない方は写真をご覧になってください。

毎日毎日発熱者が見えます。当院では発熱外来はドライブスルーで行っています。医療者は俗に言う防護服を着て、診察室も外から出入りできる構造で、完全なるエリア分けをしています。理想を追求するあまり、実は受付の様子が全く分かりません。

来院者が有れば電子カルテに名前が上がります。それを見て診察室のスタッフは受付されたことを知ります。そして受付から基本カードなる紙が回って来ます。その時にインカムで合図が入ります。

それを聞いて中のナースが電話問診します。熱がある人は経過を念入りに聞きます。場合によってはいの一番にコロナの検査をするからです。

問診が終われば赤エリアに基本カードを回し、その合図で赤エリアのナースはドライブスルーの列の患者さんを呼び入れます。

診察が終われば今度は薬情報が出るので、インカムで合図をして薬局に運んでもらいます。

そして最後は薬とお会計、釣り銭袋を持って外の車まで運びます。

極力持ち場を離れずに診療を回すのに、インカムは重宝しております。

それから何とこのインカムは聴診器が使えるのです。今までインカムの欠点は耳の穴を塞いでしまうことでした。医療において聴診器は欠かせませんが、このインカムは骨伝導のため不思議なことに耳の穴は空いたまま聴けるのです。

何と言ってもインカムのメリットはみんなが会話を聞いていることです。内線電話は確実ですが会話は一対一です。その点インカムは一人の話すことをみんなが聞いてくれている。そんな一体感を感じつつ診療しております。決して大声で叫ぶこと無しに。

ree

最新記事

すべて表示
医師会通信に書いた巻頭言

関の地に来て早くも7年。この地で小児外科クリニックを開き、毎週小児の日帰り手術をやっていると言うと、外科医の方でも驚かれるかもしれません。手術は手術が好きな人にして頂くべきです。だって外科医はマエストロですから。

 
 
 
子供好きと子供嫌い

ドラマ「ガリレオ」の湯川先生は子供が嫌いという。なんでも、行動が予測不可能であるかららしい。小児科医、小児外科医にも子供好きと子供嫌いがいる。子供嫌いは子供の病気が好きなんだという。子供は病気そのものが大人と違う。病気好きはその子供特有の特殊な病気を診断して治療するプロセスが好きなんだという。子供の行動は予測不能というが、私は日々それを実感して、面白いと思っている。予測不能かもしれないが、その分、

 
 
 
正しいマスク着用について

なぜここまでマスク着用が広まったのでしょうか。それは例の新型コロナが影響しています。あの時は正しいマスク着用を拒否すれば大学入学共通テストを失格とされ、マスク着用を強要していました。正しくないマスク着用はなぜ悪いのかを検証してみると、鼻出し、顎マスクは口や鼻が出ているので、感染対策としては無意味です。またそのズレたマスクを戻す時に顎についた菌をマスクに内に付着させ、それをまた口鼻に戻すと考えれば正

 
 
 

コメント


  • Facebook
  • Twitter
  • LinkedIn
SMCロゴ.png

©2021 by Dr.しまでら診療室。Wix.com で作成されました。

bottom of page