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小児科は楽しい

  • 執筆者の写真: Shinichi Shimadera
    Shinichi Shimadera
  • 2021年6月19日
  • 読了時間: 2分

発展途上と退行性変化、ちょっと対の言葉にはなっていないが医療は概してこの二つに分けられる。医学部を卒業して進路を決める時に何科がよいかと言えば語弊があるかもしれないが、何科に進もうかを決める際に自分が先の二つの医療のどちらに向いているかで決めたような気がする。発展途上の成長過程の子供か、退行性変化の老いていく高齢者かを比べて私は小児科、しかも小児外科を決意したのでした。きっと。

正直なことを言えばほとんど直感で小児外科を決めたに近い。たぶん。

人生を決めるのに建前と本音があると思う。私が小児外科を決める前に私は子供が大好きだった。国試の勉強も小児科ばかりしていた気がする。その頃から、いやずっと前から子供が好きだったのだろう、だから泣き声で重症さが分かるし、困っている子がいれば助けたくなる。今も医療を半分以上直感でやっているような気がする。

昔、集中治療室の先生から全く関係ない時間に呼ばれたことがある。嶋寺先生、子供の症例が入ったからまた見に来て、と。子供好きやろ、というセリフとともに。あの頃から私は小児科が好きだったし、楽しかった。

小児科は採算が取れないとか、儲からないとか、そんなのは私には全く関係なかった。今でもそれに近いものはある。

世の中は二つに分かれる。子供が好きな人と嫌いな人。ただそれだけだと思う。子供たちも、その親さんたちも、子供が好きな先生に診てもらいたいはずである。きっと。

あとは運を天に任せるしかない。私が小児科医として認めてもらえるなら、きっと経営はあとからついて来る。そう願うばかりである。

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「羅針盤」を読んで

作者不明のとあるコラムにふと目をやった。小さな文章に感動したので記録を残しておくことにした。以前のブログにも書いたが、私は昔は国語が嫌いでした。それはきっと答えが一つに決まらないから、と自分勝手に分析していた。それは間違い、勘違いであると今にして思う。私に足りなかったのは「経験値」だったのである。

 
 
 
命の最前線

先日とある新患の新生児が茶色い嘔吐をするという主訴で来られた。嘔吐は一回、でも吐き方が変だと母親はいう。一通りの診察をして腹部レントゲン撮影となった。見た瞬間にピンときた。これはもしかしてあの疾患か。手術になるかも。こんなふうに外来を展開している。有名な疾患、有名な手術でも、外来初診から診断に至る道筋は地味なものである。自分が見逃せば、患者さんは病魔の地獄へ落ちる。適切に検査して診断して、これ以上

 
 
 
「蜘蛛の糸」の真意

 人生の中で、富士山の頂上を頭上に目指して登っている途中は瓦礫だらけ、でも山頂に登って頂上を眼下に見下ろせば周囲が見渡せて、きっと次に目指す先、お浄土の場所も明確に見えてくるのではないだろうか。大事なのはその山に一緒に登ろうと誘ってくれた人に感謝して、ついて行くことがまずは肝心なのだろうと思う。

 
 
 

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