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飛行機はロマン

  • 執筆者の写真: Shinichi Shimadera
    Shinichi Shimadera
  • 2024年9月2日
  • 読了時間: 2分

 ライト兄弟以降、航空技術は発達して飛行機が空を飛んでいくことが今日当たり前になっている。しかし私は地上で飛行機の離発着を見るのも割と好きである。医者になってなかったら、もしかしたら管制官を目指したかもしれない。が、目が悪いせいで半ばそれを諦めた気もする。

 人を乗せた飛行機は地上から飛び、地上に降りてくる。飛ぶ時はあの大きな鉄の塊が(実際は鉄ではないが)揚力とジェット噴射の力で空に浮き上がる。それはそれで魅力的なのだが、私は着陸する時にこそロマンを感じる。空をじっと見ていると、キラッと光の点が見え、それがだんだん大きくなる。何もなかったところに急に光が現れ、だんだん姿が見える。当たり前と言えば当たり前だが、こんなふうに考えられないだろうか。

 少し話は長くなるが、一次元は線、二次元は平面、三次元は立体である。一次元と二次元の接点を考えた時、直線に円が当たって通過するとしよう。これを一次元人から見ると、突然1点が現れ、2点に広がり、ピークを越えるとまた1点に戻って、消える。次元を上げて、二次元の平面に三次元の球が接して通過する接点を、二次元人から見ると、突然1点が現れ、円となって広がって、縮んで1点に戻り、消える。次は三次元と四次元の立体の接点を三次元人から見ると、突然空間に点が現れ、立体が出て来る。ということで、私にとって着陸は四次元の世界から来た物体との遭遇みたいに感じるわけである。

 でも車輪を出して、鳥が木に止まる様に後ろタイヤから地上に煙とともに接地する姿はやはり三次元なんだなと思う。四次元空間から来たのなら音もなく着地した状態で現れればいいはずだから。

 鳥は自在に空を飛ぶ。着地の度に命をかけるわけでもない。でも童話でもない限り人は運べない。

 台風でもない限り毎日飛行機は人をマッハで運ぶ。しかもそうそう事故は起きない。やはりこの安全神話にはロマンを感じる。

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