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コロナが始まってやめたこと

  • 執筆者の写真: Shinichi Shimadera
    Shinichi Shimadera
  • 2022年1月28日
  • 読了時間: 3分

私はこのコロナ騒動が始まってからやめたことが二つある。一つは聴診器を首にかけること、もう一つはマスクを触ること、特にマスクの前側、つまり外側である。

一つ目は診察にどうしても必要な道具の取り扱いだが、コロナが始まったころ、ウイルスの侵入経路が不明だったのでとにかく消毒消毒だったが、タブレットやパソコンのキーボードなど医療者がよく触るところ、患者さんに触れるところは接触感染の最たるもので、聴診器を介しての接触感染は容易に想像ができるところであった。もちろん一人診るたびに聴診器をアルコールで拭くのだが、診察する時の実際の聴診器の取り回しはといえば、聴診する時は片方は自分の耳に入れ、片方は患者さんにあてる。聞き終わったら次は口腔内診察のために右手に舌圧子、左手に懐中電灯を持つ。ということは、聴診器は邪魔となるので、机の上に置くか、首にかけることになる。この首にかける行為は首周り、あるいは襟ぐりが汚染されることになり、そこを介しての感染拡大を想像した訳なのである。もちろん、今や有名となった防護服なるものを着て診察するのだが、防護服は後ろが開いているものが多い。その理由は飛沫は前から飛んで来るからではあるが、だったら聴診器でわざわざ首の後ろを汚染させる必要はない。その汚染した首後ろにまた別の聴診器をかければそれで汚染の連鎖は始まる。ということで、私は聴診器を首にかけるのをやめた。ところが、言うは簡単、実際にやってみると聴診終わっても聴診器を置く場所がなかなかない。机の上はパソコン、モニター、キーボード、プリンター、耳鏡、舌圧子、検査用綿棒とあらゆるもので占拠されているので、一時的にしろ聴診器を置くのは結構大変だった。でも私は聴診器置き場を作り、聴診終わったら、聴診器を置き、素早く舌圧子と懐中電灯に持ち替え、口腔内が終わったら舌圧子をポイして、耳鏡を握る。そして診察が終わったら病状と薬の説明をして、体重測って、退室。パソコン入力中に看護師が聴診器拭いて、イス拭いて、机拭いて、次の患者を入れる。の繰り返しである。これを徹底してきた。

マスクはといえば、これは新しい発想ではないが、基本的に外側は汚染されているというのが通説である。ウイルスはカット出来ないものの、唾液や花粉、ホコリ、空気中に舞ったエアロゾルはキャッチ出来るから明らかに外側が汚い。にもかかわらず、マスクの正面をつまんでマスクを上に上げる行為はあらゆるところで見られる。その度に手指消毒すればまだしも、そのまま違うものに触れれば手から物へ汚染が広がる。そんな基本的な感染対策がまだみんな出来ていない。

ではどうしてマスクを摘んで上げるのか?マスクが下がらなければそんな行為は無縁となるはずだが。

人はどうしても喋る生き物である。喋れば下顎が動き、マスクが下がり、鼻が露出する。いわゆる鼻出しマスクになる。それを上げる為にマスクを触る。どうやらそれが最も多い理由であろう。だったらマスクが下がるのを予防すればいい。

通常我々の使うマスクにはノーズワイヤーが入っている。それを鼻の形に合わせて折り曲げて吐息が上に上がってくるのを防ぐ。私はそのノーズワイヤーの下内側にフェルトを貼った。そうすると口を開けて、下顎でマスクを下げても、鼻とフェルトで摩擦が生じてマスクが下がらない。これは素晴らしい発見だった。

またコロナが流行してきた。今度はオミクロン。何が来ようと基本は標準予防策。一処置、一手洗い。換気、そしてうがい。今回のオミクロン株は咽頭で増える。だったらうがいで洗い流せばいい。

よく食べ、よく寝る。それで免疫力を維持してコロナに負けないようにしましょう。

感染者は隔離、検査陽性者も隔離、濃厚接触者も隔離。これでは何時代の医療なのか分からなくなる。

とにかくよく分からないのがこのコロナなんだろう。そろそろ真実を突き止めてほしい。

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